ホテル用の寝具、シーツ、タオルの品質が良いわけがない!

「ホテル用」の表示にだまされるな!

ホテル用寝具とかシーツ、タオルなど、”ホテル用”と付くと、何だか高品質で良さそうなイメージがあるね。そうした表示の商品はネットでもよく見かける。
だが、本来ホテル用は、実は快適、快眠とはほど遠いものがほとんどなんだよ。

ホテルは本来西洋の文化。

超高級ホテルは、外資系または海外のホテルとのノウハウ提携していますので、西洋の基準で外国人宿泊客に照準を合わせているのがほとんどだろう。
骨格も筋肉の付き方も違うのが民族性だし、風習も暮らし方も当然異なる。ホテルは、泊まる人も不特定多数だし、老若男女追わず、国籍問わず・・・骨格も皮膚も多種多様なわけだね。

日本人が非日常的な空間、異文化を時たま味わうという事なら、異国文化に触れられるという点ではいい・・・ホテルの部屋に何とも言えない緊張感を感じるのはそうした所かもしれないよね。
特にオレの様な一般庶民はそれを強く感じるわ。

ホテル用は耐用年数と予算で決められているもの

ホテルのイメージは”目指せ!超一流”ということだろうから、客室は調度品にほとんどの予算が割かれている感がある。一度揃えたら、そのまま据え置きで使えるので、こだわりのアイテムでもあるんだろうね。

ベッド廻りやバス廻りのアイテムは???・・・寝具やシーツ、タオルは毎日リース業者が回収し、クリーニングをするので、快適な素材というより、何よりもホテル側のリース予算、備品予算での採算で決定されるものだ。
だから、耐用年数がどのくらいかが、ある意味重視されるのがホテル用ということになる。

最近、「快眠」をテーマにしたホテルも増えているので、ベッドマットとピローはいろいろこだわっている…というか、キャッチコピーになり易いアイテムだけあればいい的な感じはするんだけど、やっとその辺を触るようになったかという感じだな。

掛布団は中国産ダックダウン80%以下がほとんどで、生地も肉厚な丈夫さと予算を重視したものだね。
そして、予算から再販羽毛(中古羽毛)の中材が使われているケースは少なくない。・・・いろんな方が取っ替え引っ替え使うわけですから、ユーズドの材料でいいのかもしれないがね^^;;

ベッドリネンは、強い洗剤で大量洗濯し、半乾き状態で大型プレス機(上下の鉄の大型ローラーの間に差し込んでプレス)で高圧でプレスをするため、それに耐えられる布に限定される。
そして、毛羽を抑えるために、仕上がりもノリをきかせたバリバリのカバーシーツになっている。
トップクラスのホテルもこの辺は一緒じゃないかな?
だから、ガーゼや変わり織りなどの季節感を間実用な風合いのある生地はベッドリネンで使わない。エジプト綿とかスーピマ綿などの高級綿糸を使う事でグレードを表現しているということで、用途目的は変わりない。

タオルやバスマットは、糸が水を吸って吐き出すことでタオルが傷むため、できるだけ水を吸わないように糸自体にコーティングされてる。
そのため、素材自体が硬くなるので、かなりパイルを長くし、分厚くすることで肌ざわりをソフトに感じるように織っているものが大半だろう。

“ホテル用=高級品=快適”というのは思い込み

つまり、ホテル用とは業務用ということだ。「快適」とは無縁のものだと考えた方が自然だね。<ホテル用=高級品=快適>というイメージは、ユーザーの錯覚でしかない。ありえないこと。

日本人にとって、また自分にとって快適なものは、自分の肌で感じでの気持ち良さ、心地よさで選ばないといけないという事なんだよね。
頭で考えない、肌で感じて選んでこそ、自分が本当に快適に感じるファブリックがカバーシーツになることであり、ご自分が本当に心地よいと感じるものでお休みになる事が快眠に繋がるという事。

自分用と”ホテル用”は無縁のもの・・・ということだね。
あくまでオレの個人的な見解ね^^;;

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