【ダニ対策の決め手】ダニが嫌がる環境をつくる(1)

アレルギーの方が最も神経質になるのは「ダニ」だよね。

何を隠そうオレもアレルギー性喘息とアレルギー性鼻炎で、反応するアレルゲンも
ダストから食物まで相当ある。
環境によって、鼻が詰まったり鼻水が止まらなくなったり、急に呼吸が苦しくなっ
たり、気管支が鳴り始めたりますので、アレルギー反応は実につらいわ(==;;

オレは、ダストのアレルゲンでは、羽毛、パンヤ、犬猫のフケ、そしてダニA/Bに反
応するので、特にダニとカビには日々対策を講じてるようにしているよ。
また偶然だが、学生時代に生物部でダニを3年間研究していたので、それが今にな
って役に立ってる…なんでダニを選んで研究してたのかは不明だが^^w

ダニは昔から家にいて、人とは共存していたわけだ。
人が住みやすい温度や湿度ということは、ダニが生息できる環境ということだな。
なんで、昔はそんなに問題にならなかったのかというと、日本家屋は密閉性がなく、
適度に自然の換気もあり、すきま風も入っていたので、ダニにとって決して住みやす
い環境ではなかったということ。

今は気密性の高い住宅になっているから、ダニが繁殖せず、生息しづらい環境をつく
り、すでに生息しているダニをどう除去していくかが対策としてはリアリティーが
ある。

ダニについての詳細を知るより、ダニの好む環境とエサを知ることで、ダニが嫌がる
環境にすることが最も得策だと思うよ。

室内のダニは3種をなんとかすればいい

「コナダニ」と「チリダニ」は、生きたまま口に入っても健康被害はないが、死骸や
糞がアレルゲンになる。また人間を噛むことはない。
「ツメダニ」は、人間を噛むね。赤い斑点で酷い痒みがあったらツメダニの可能性も
ありだよね。

*最近。吸血ダニとして問題になっている”マダニ”は、牛馬や犬などの血を吸う大
型のダニで、家の中にいるダニではなく、ペットの散歩中に付いて家に入るわけだ。
肉眼で確認できるダニなので、家に入れる前にペットの体をブラッシングして表面
を確認すれば大丈夫だと思う。

 ダニが快適な生息環境 はこれ

ダニの生息環境は、適温と適度な湿度があるところとなる。そしてエサのある所。
空気中の温度や湿度ではなく、ダニが住んでいる所の温度・湿度ということだね。

■温度:20~30度(25度くらいが最も活動が活発)
■湿度:60〜80%(75%くらいが最も活動が活発)

種類によって多少ことなるが、ダニは湿度70%以上で増殖が速まり、湿度60%前
後で繁殖できなくなると言われているな。
そして、湿度50%以下で動きが鈍くなり、47パーセントで活動停止状態になって、こ
れが続くと脱水で死ぬんだよね。

これを考えると、室内の<湿度調整>が最も有効なダニ問題の対策だろうな。

■殺傷温度:50度以上が20分続くと死滅
■殺傷湿度:50%パーセント以下になると死滅

ダニは、人が快適だと感じる温度・湿度での繁殖し、生息するということだね。

ダニに対する室内環境対策はこれ

ダニがいそうな所を掃除するのではなく、まず生息しにくい環境にすることをまず考
えないといけない。
つまり、”ダニが嫌いな環境づくり”ということ。

本来は毎日…ということだが、仕事をされている方が多いから、週一回は大胆にそう
いう環境を作れば、少なくとも素を断つことができると思うよ。

第一は、室内に湿気をこもらせないこと。
週一は、窓を開け、換気をしっかりしながら部屋全体だけでなく、部屋の隅や家具家電
のすき間など、ダニが発生しやすい場所まで入念に掃除機かけをかけること。

また、部屋全体の換気だけでなく、家具の後ろやベッドの下など、空気がよどむ・止まっ
ていそうな場所の空気をファンなどで動かして空気を入れ替えてあげることが必要だな。

そして、締め切った室内に洗濯物を絶対干さないこと。
浴槽に水を貯めたままにせず、浴室をいつも乾燥させていること。
湿気の多いときは、除湿機があるといいね。

オレも自宅の室内環境はこのような対策をしているよ。

寝室・寝具の対策は(2)でお伝えするわ。

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