睡眠にお薦めな環境音楽

環境音楽は、聞き慣れた好きな音楽がいい・・・という話を前回欠いたけど、オレは環境音楽にはタイプを2タイプあると思っている。

「聞かせる音楽」「聞かせない音楽」

“聞き慣れた好きな音楽”は、当然「聞かせる音楽」となりるが、好きな聞いてしまうと、気分が高揚することもあるので、ボリュームは低くし、馴染みがあることで安心できる環境音楽にしようということだ。

もうひとつの「聞かせない音楽」は、作り手が製作段階から、耳に残らない、記憶に残らない、耳と脳に負担をかけないように、一定のリズム・ビート・旋律を持たない曲として作られた音楽。

これは”アンビエント”というジャンルの音楽で、環境音楽のハシリなんだよね。

1970年代、ブライアン・イーノが提唱した音楽運動のようなもので、当時ディスコのゲストルームで、ホールで耳も身体も疲れ切った人を癒すために流されていた音楽。

オレ的には、究極BGMと思っているので、オレの過去のショップやスタジオではこれしかかけていない。
BGMに気を取られず、ちゃんと説明やアドバイスを聞いていただけるような環境を作ろうとした時、この種の音楽しかないだろうということになって、27年間、代官山でAl-jabrショップをデビューさせた時からこのジャンルだけしているんだよね。

「聞かせる音楽」は、自分に活動リズムを与えてくれたり、聞くことでリラックスできたりするので、自分を調整してくれる効果がある。瞑想系の音楽は、聞かせることで無心に誘導し、アップテンポの曲は、ダンスやエアロビ、スポーツなど身体を動かす時に有効なわけだね。

「聞かせない音楽」は、特定の旋律やビートを持たさず、作為的に聞かせないように作られた音楽だから、聞いても記憶に残らない…つまり脳にも負担を掛けないということになるので、睡眠はもちろんだが、疲れ切って帰宅した日などは、アンビエントのような環境音楽も必要に応じてで使い分けすると、もっと癒しにも繋がると思うわ。

波の音や川の流れなど、一定のリズムを刻むノイズ・・・環境音とBGMを被せると就寝前にはとてもいい。

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