【ダニ対策の決め手】ダニが嫌がる環境をつくる(2)

前の投稿で、ダニ対策は”ダニが嫌がる環境をつくる”ということをお伝えした。
換気と通気で温度と湿気を調整するのがとても大事ということだったよね。

もう一つ、ダニが好む環境…エサのある所の対策もしなければならない。

ダニのエサと生息場所

当然のことながら、ダニもエサがある所に多く生息する。
「コナダニ」や「チリダニ」のエサは、”人や動物の垢やフケ”や”食べ物のカス”だ。
だから、室内の中央部分に多くいるわ。

人を刺す「ツメダニ」のエサは、カビや虫の体液だから、室内の隅や家具の後ろ、じゅうたんとたたみの間、冷蔵庫の後ろなど、結露しそうな所や虫の死骸が入り込みそうな所に多くいる。
また、カビや虫の死骸などのエサがなくなると、コナダニを補食するため、部屋の中央に移動してくるので、その段階で人が噛まれるということになる。

ダニのエサを除去するということが次の対策・・・その対策は掃除しかないね。
掃除中に空気中に舞うことも多いですから、充分換気をしながらの掃除ってこと。
特に人がいつもいる様な場所は入念に、頻繁に掃除することだ。

潜入して生息場所になりやすい所

温度が一定で、湿気がこもりやすい場所がなくなれば、ダニも潜入して生息する場所を探して住みつくことになるから、そういう可能性のある場所も通気と掃除が必要。
そういう場所は、普段あまり掃除が行き届いてないを場所ということだろうね。
畳の下、毛足の長いじゅうたんやラグマット、寝具、ぬいぐるみ、クッション、カーテン、布製ソファや椅子などだ。

ダニの繁殖期

ダニは、6~10月が繁殖期(6~7月に増殖、8月が増殖のピーク)

そして、8~9月に産卵して死に、9~10月あたりにフンと死骸が飛散し、室内にアレルゲンが多くなるので、秋口のダニによるアレルギー反応が深刻になる。

ただし、残暑が長かった年は、11月まで繁殖するので、冬になってもアレルギー反応が長引く可能性があるわ。

ダニは2〜4週間で卵から成虫になるので、繁殖期を迎える1ヶ月前…つまり5月には孵化し始めるということだ。
そして、9〜10月は糞と死骸が飛散するということ。

これを踏まえて考えると、4-5月と8-9月は徹底的に掃除する必要があるということです。
それによって、その後の被害が最小限にくい止められるということだな。

(3)へ〜

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