ダニアレルギーは9月中旬から要注意
ダニは8・9月に産卵し、産卵後にすぐ死ぬので9・10月は部屋にダニの死骸が最も多い時期だ。
長梅雨で、残暑が長い年は産卵時期も長くなり、12月上旬あたりまで死骸は多くので今年は北関東や東北、北海道など地域によって12月までずれ込むところもあるかも。
ダニのアレルギーはダニの死骸から出るアレルゲン物質が原因で、生きているダニはほとんど害はない。ただダニがいるから死骸が増えるわけだから、時期を変えてダニの対策は「ダニを繁殖させないこと」と「ダニの死骸を除去」することだね。
ダニの死骸が増える今の時期は換気しながらの徹底した掃除だろう。
アレルゲンとなるダニは部屋の中央にいるコナダニが主だ。人や動物の垢、フケ、穀物の粉などをエサにしているからこのダニが床、テーブルの足廻り、ソファーの下家具の周りに生息している。餌が少なくなるとソファーの上やベッドや布団の上に上がってくる。これがアレルゲンの経路だね。つまり、餌がなければダニは生息しないということになるんだが、それは生活していれば無理な話だから「共存」を考えたほうがいい。ダニやカビはいて当たり前・・・悪さをしないようにすればいい。
しかしダニの死骸はダストに混じって空気中に浮遊して広範囲に拡散するから厄介なんだ。
布団専用掃除機は大した効果はない
ふとん掃除機のヒットで布団を掃除するという習慣になった方も多いと思うがUV効果ではダニは死なないし、布団にダニまたはダニの死骸があるところはキルティングの縫い目の谷間になったところ・・・つまりダストの溜まりやすいところだから布団の全面をガシガシ掃除機を掛けても布団の生地を痛めるだけで大した効果はないと思う。
掃除機のノズルを使って縫い目やへりの部分を入念にかけて、あとは全体的にブラッシングすればいい。
オレはA2Care除菌消臭剤を掃除の後に噴霧することを強く進めているが、ダニの死骸にA2Careがかかると死骸の形状が変化してアレルゲン物質を出さなくなる・・・つまりアレルゲンではなくなるということだ。これはスギ花粉でも一緒。イガイガの形状がなくなるんだよね。
ダニとは良好な共存関係を築くしかない
「どんな事をしてもダニはいなくならない。だから、上手に共存し、悪さをしないように根本対処をしていくことが大事」ということだ。