電車やバスでの居眠りは睡眠不足とは限らない

すっかり日常の光景になっている車中での居眠り。オレも乗り物に乗ると必ずうとうとしてしまう方だな〜。
電車でもバスで、時間に関係なしに何人かは居眠りしてるよね。特に帰宅時間の車中は、仕事終わりの解放感も合わさってうとうとされてる人は多い。
日本人の平均睡眠時間は世界でトップくらいの短さだから、つい座ると居眠りをしてしまう・・・じゃー、車中で居眠りしている人のほとんどは睡眠不足なわけか〜?

オレは「揺れを伴う場所での眠気」と、「揺れのない所での眠気」は居眠りの種類が違うと考えて
いるんだわ。
電車やバスの車中のように、適度に揺れがある所では睡眠不足でなくとも、ついうとうと眠くなってしまう・・・これは、ある種日本人の特徴的な子供の時に経験した「おんぶ」経験が要因ではないかと考えてる。

「おんぶ」の習慣は、アジア、アフリカ、インディアンなど世界中にあるそうだが、ヨーロッパにだけはないようだ。
また「おんぶ」といってもそれぞれの民族によってもスタイルが違い、例えばアフリカ人は骨盤が前傾しているので、お尻に子どもをのせて布で巻く感じのスタイルだが、日本では背中の上部で子どもをおぶうよね。

同じ「おんぶ」でもお互いの顔が見えるか見えないかが違いますから、安心感の持ち方も変わってくるだろうな。

四六時中抱っこやおんぶをする日本の育児は、背負うお母さんの横顔や額や首筋の汗を見ながら生活も作業も共に感じていた訳だから、それが教育の一端を担っていたのかもしれない。
また揺らされるとグズラナイという習性があることを本能的に知っていて、いつもおぶったりだっこしたりしながら、いつも揺らしていたのかもしれないよね。

いろいろな人に居眠りについて聞いてみると、「車中の居眠りを睡眠不足と考える人」と、「どこでも眠れるタイプだか睡眠はバッチリと考えている人」と2タイプいらっしゃるようだ。
実は前者は案外睡眠不足でなく、後者は睡眠不足を疑っていい方って感じがする。
特に深い眠りにつけてない人は「どこでも眠れる自慢」をする人に多いように思うわ。

睡眠不足でない時の居眠り要素2つ
1)周囲が安全であること。身の危険を感じない
2)適度な揺れがあること

睡眠不足の時の居眠り要素2つ
1)午前中に眠い
2)いつでもどこでも眠れる

ザックリだが、こう分けると単に居眠りをしているから睡眠不足と断定して、心配することはないだろうな。

オレらは「文化」で眠っているということよ。

 

関連記事一覧

  1. 電車で居眠りは睡眠不足だからではない
  2. 朝型人間は本当に得か

お問合せフォーム

最近の記事

PAGE TOP