平均睡眠時間は単なるアンケートに過ぎない
昨日入眠したのは何時だろう?・・・脳細胞(大脳で140億個、小脳まで入れると1000〜1400億個くらい)が一斉にリセット状態になるのが入眠。つまり、眠った時事ですね。
だから、何時何分に入眠したということはわかりません。
そうなんです、よく言う平均睡眠時間とは寝床に入った時間から起床までの時間・・・寝床に入ってから寝付くまでに時間も含まれているので、もう少し短くなるということですね。
平均睡眠時間は、ほとんどの場合、NHK放送文化研究所の国民生活時間調査のアンケートで出た数字が使われているようです。
これは、最も古くから睡眠時間調査をやっているからデータが揃っているということが理由でしょう。
他の独自研究機関で行った調査とは結構開きがあったりしますね。
最近の日本人の睡眠時間(有職者)は7時間14分だそうです…入眠時の時間が分からないわけですから、当然それよりも短くなるという事です。
睡眠時間は、人によって、またその日よっても違います。
例えば、ボクは、時期によって全然違います・・・3時間半くらいの時期もあれば、7時間くらいの時もある。
商品企画でデスクワークがほとんどの時期は、睡眠時間は短くなってますね。おそらく、寝る前まで脳が何かを考えている…CPUグルグル状態だからだと思います。
「平均」はあくまで「平均」・・・個人差は加味されないわけですから気にする必要はないですね。
また、理想の睡眠時間などもあるはずがない・・・あくまでその日の自分に必要な睡眠時間ということで考えるべきでしょう。
睡眠不足が分かる唯一の方法
【最も覚醒している時間帯に眠気がないかどうかで判断】
前夜の睡眠時間が足りているかどうかは、”結果”で判断するしかないですねえ。
前夜の睡眠時間が足りているかどうか・・・これは日中最も覚醒しているはずの時間帯に眠気があるないで判断すればいいと思います。
その時間帯は午前中10:00〜12:00です。
この時間帯に眠気があった日は、早く帰ってゆっくり精神を癒し、早めに床につく・・・これが最善の策。
「週末寝溜めするから・・・」という人も多いですが、これは寝溜めでなく、単に”惰眠”。ただ空腹を紛らわせるに何でもいいからお腹に入れるのと同じですから、要注意…蘇生と記憶の定着など睡眠本来の目的でなし得ないです。
研究機関でこういうデータがあります。
不眠症の人と週末寝だめする人は、ニアミスの数は変わらなかったようです。脳が休んでないという結果ですね。
寝る間も惜しんで仕事する・・・これは実は脳の休息を犠牲にして体を動かすということ。脳に借金をして仕事してるという事なので、いつまでも返済しないと利息がどんどんついてきますから、早めに返しちゃいましょう^^
【そろそろ眠らないと大変〜(==;;・・・って思う事の方がダメ】
眠たくないときは起きていること。
無理に床に入って眠たくなるまで我慢するのはかえって強迫観念や不安感で眠れなくなります。
そんなときは、ゆったり好きな音楽でも聞いたり、好きな本を読んだりして眠気が来るまで待ちましょうね。
動物である以上、絶対いつかは眠気がくるのですから。