海外では、シエスタ(昼寝)の社会慣習がある国は多いね。
残念ながら、日本は「寝ずに働く」という言葉があるくらいなので、「眠る」は怠け者という感覚を持った国みたいだな^^;;
韓国も同じ様な風潮があるようだが・・・。
日本では、久留米大学の指導のもとで、福岡県立明善高等学校が、2005年から昼休み45分のうち、終わりの15分を「午睡タイム」として、全国で初めて昼寝を正式導入している。
因果関係ははっきりしないが、試験の成績もその前より上がっているようだね。
眠気には一定のリズムがある。
朝起きから夜眠るまでの1日周期のリズム…これが一番大きな眠気の波。
そして、半日周期のリズム…これが2番目の大きな眠気の波。
だから、強い眠気は、一日の中で、2:00頃と14:00頃の2回にあるということだな。
ランチを食べたあとに眠くなるのは、この2番目の眠気の周期によるもので、「腹の皮が突っ張れば、眼の皮がたるむ」と昔から言われてることとちょっと違うね。
もちろん、ランチをために血液が胃などの内臓に集中し、脳への血流が少なくなり、消化で血糖値が上がると、睡眠を促す物質が働き始めて眠くなるということもあるが、まずは2番目の周期と考えていいと思うわ。
オレは予約制でお客様をお迎えするので、ご予約がない時は必ず昼寝することにしているよ。
15分程度の昼寝によって、脳の活動を下げて疲労回復に有効ということと、眠ることで血圧や脈拍が下がり、リラックス状態に戻れるということだ。
これによって、集中力ややる気が高まり、午後からのパフォーマンスが間違いなく上がるし、睡眠不足の時はそれを補えるわ。
オレが昼寝を必要と思っているのは、自分がその効果を感じているからなんだよねぇ〜^^
昼寝をとる場合のポイントは、2番目の波に合わせて13:00-15:00の間にすること。
そして、時間は15程度…30分以上になると、夜の睡眠に悪影響を及ぼすし、起きた時に頭がボーっとしてかえってパフォーマンスを下げる。
また、無理に眠らなくても、イスに座ったまま目を閉じてリラックスしているだけで、脳の疲れを回復に大きな効果がある。
そして、昼寝をとる前に、コーヒーや緑茶などを飲んでおくいいね。
カフェインが20分後ぐらいから覚醒作用を発揮するので、昼寝から起きる時にスッキリ目覚めることができる。
日本人の平均睡眠時間は年々短くなって来ている。
大なり小なりオレらは睡眠不足ぎみな状態になりがちな夜型社会になっているということだね。
また、これから夏は、暑さで中途覚醒や早期起床が起こりやすいから、夏だけでも昼寝できるようにシエスタ制が職場にも学校にも多く導入されるといいと思う・・・というか、強く願っているよ。