ビジネスパフォーマンスと睡眠

新しい事にチャレンジされている経営者やご自分の仕事にやり甲斐を持って頑張っているビジネスマンやキャリアの女性などは、睡眠は気になるけど、どうしても仕事を優先に考えてしまうという方が多いだろう。

お話ししてみると、こういう方々は本当に睡眠に対しての意識が高いのに驚かされる。それだけ、睡眠がビジネスパフォーマンスを上げるのに重要な鍵であることは認識されているが、どうしてもそれを犠牲にしがちであることへの心配を持っていらっしゃるという事だろうね。

一般論で言うと、睡眠は問題ないと思っている人ほど問題が多く、悩みをお持ちな人ほど大したことではなかったりするんだよね。

志を持って、仕事を前に進めることは、夢があるし、不安もあって寝つかれない場合も多い。
オレは「それはダメです!」なんて、野暮な事は言わなし、ある意味それが今は普通ではないかと考えている。オレもそうだからだけどw

また、プランニングやデザイン関係の仕事の方も、仕事柄スタジオに缶詰状態になったり、締め切りに追われて睡眠時間をなかなか確保できない方なども多いから同様だね。

そんな経営者の方、ビジネスマン、キャリアの女性には、100点の睡眠の質は望まないで80点をキープできるように睡眠改善を一緒に考えていき、アドバイスする事にしている。”理想的な睡眠”は、今の社会では無理ではないだろうか?…オレはそんな気がするよ。

こうした睡眠を犠牲(借眠)に頑張ってる人ほど、疲労回復感だけで100%満足している場合が多い。
そういう方は、自己治癒力の低下と脳の休息不足になっていることが少なくないので、体の悲鳴も聞こえてない状態・・・例えば、どのマットに寝ても違いが余りわからないとか、どれが心地よいのか分からないとか。

睡眠の質=時間ではない。深さだ。

時間の不足は、昼寝や早寝で補う事が出来るが、睡眠の質は睡眠の深さだから一過性の対処では改善できない。

オレは「生理(質)」と「趣向(満足感)」に分けて「睡眠」を考えている。

そして、質は80点をキープ、満足感は120点以上・・・ならば、100点を実感できるのではないかと・・・。

生理(質)=睡眠本来の目的:動物として睡眠を取ることで、脳を休め、記憶を定着させ、免疫力を高めて自己治癒力を向上させるということで、生活習慣の整備で得られる。

趣向(満足感)=眠る満足感:心地よさや気持ちよさ、起きたときの納得感的なものだからね。
オレも休日に死んだように寝てる時があるが、肉体疲労や精神的な疲労は、この趣向的な満足感である程度解消できる。
そして、心地よさは、結局自分にあった寝具が眠具になっているかどうかに掛かっている。

特にビジネスパフォーマンスの向上を考えた時の睡眠は、時間の不足ということだけでなく、眠った満足感があるかどうか、快適に目覚められているかどうかで総合的に考えることが重要だよ。

 

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