睡眠途中で目が覚めない睡眠法の見つけ方

日常生活に支障がなければ問題なし

眠りに入っても睡眠の途中で目を覚ましてしまう・・・これを中途覚醒と言います。
トイレに置きて、またすぐに眠りに入れる場合はさほど問題はないですが、何度も目が覚めてしまったり、一度起きるとなかなか眠れない場合は当然ながら眠りは浅くなり、実質睡眠時間も短くなります。
これが長期に渡ると慢性的な睡眠不足という状態になり、睡眠障害となる恐れもありますので、日中に日常生活に影響する様な強い眠気などがあるかどうかを意識的に見ておく必要があります。

睡眠は個人差が大きいです。一般的な情報よりその日「午前中の強い眠気」があるかどうかで睡眠不足を判断することです。

前記コラムの入眠から熟睡できるプロセスが生活習慣になれば、中途覚醒の原因を特定していくつかのポイントを加えれば改善できるかと思います。

考えられる原因と対策

中途覚醒の原因は人によって様々です。

1)年齢によるもの(加齢):
睡眠の質は45歳あたりから急激に悪くなります。ですから40代になったらだんだん深い眠りが取りづらくなりますので睡眠の質は下降線になります。ヒトとして睡眠の質の低下はあたり前の事ですね。
ですから、快適な寝室環境や気持ちよく眠れる寝具に整備し直すことが大事です。

2)寝る前の飲酒
飲酒は体を温め、しばらくして徐々に体温を下げていきますので眠気を起こしてくれます。眠る前に入浴などで深部温度(内臓温度)を上げると入眠し易いのと同じですね。
ただ、飲酒の場合は一端体温を上げ、それが下がってから2〜3時間くらいでまた体温を上昇させてしまうので、そのタイミングで覚醒してしまいます。
寝酒が習慣化していて中途覚醒がある場合は、寝酒の量を徐々に減らしてみると自分の覚醒のボーダーラインが分かります。また、就寝2時間前には飲酒は止めれば、寝酒での覚醒はなくなります。

3)夜の食事の時間
睡眠中は内臓は活発に活動しています。ですから、入眠しても胃に食べ物があるとそれを消化させるのに活発に動きます。
就寝2-3時間前までに食事は終わらせることですね。仕事の関係などで夜食の習慣があるはできる限り消化が早いものを食べるように心掛けるといいと思います。

4)睡眠時無呼吸症候群<SAS>
いびきや肥満での中途覚醒は、睡眠時無呼吸症候群の兆候である可能性があります。この場合は「午前中の強い眠気」があるないに関わらず、専門医の診断を受けた方がいいでしょう。
*専門医の診断をお考えの方は、SASに実績がある睡眠治療認定医をお教えできますのでご一報ください。

5)寝姿勢でのカラダへの違和感
体に違和感を感じて途中で目が覚めてしまう・・・眠り続ける事ができないという場合は、ベッドマットや敷布団、マクラなど「敷」の寝具が経たっていたり、自分の体格に会っていない場合がほとんどです。
腰に違和感がある場合は「敷」に、肩や首に違和感がある場合は「マクラ」が合っていないことが多いですので、「敷」寝具の見直しが必要です。
但し、痛みやかゆみで起きてしまう場合は皮膚科や整体院などでの治療が必要ですね。

6)<女性の場合>更年期
夜中に体温が上昇したり発汗で目が覚めてしまう女性の場合は更年期の症状の場合があります。女性の更年期は32歳あたりから徐々にはじまっていると言われていますので、軽度の更年期症状として中途覚醒が起こる事もあるようです。この場合は、睡眠と更年期両方に詳しい専門医の何人かいらっしゃいますので診断を仰ぐのが手っ取り早い解決策かと思います。
*専門医の診断をお考えの方は、その症状改善に実績がある睡眠治療認定医をお教えできますのでご一報ください。

 

 

関連記事一覧

お問合せフォーム

最近の記事

PAGE TOP