原料と作り手の姿勢で布団の品質は決まる

寝具の工場チェック

やっぱり、ものを作るって、「人」だよねぇ〜。
以前、バット職人:久保田五十一氏の引退会見で『ものづくりは、靴を揃えて脱げるかどうか』…人としての”いろは”の”い”ができているかどうかが、もっとも大事ってことを言われていたが、その通りだと思う。

ちゃんと挨拶ができる人たちは、ちゃんとしたものが作れるし、そういう人がいる工場は信頼できる工場なんだ

納得のいく仕立て上がりのためには、定期的に、しかも突発的に工場に行ってチェックする事が大事だとオレは思っている。
お客様の代わりにオレが品質管理をしているわけだから、至極あたり前だが。

定期的・・・は、一定間隔で製造ラインが変わったり、異なる時期の原料が海外から入ってくるためだね。
突発的・・・は、普段どんな材料管理の状態なのかを見るためには、突然顔を出さないと本当の状態は見られないと思うから。

寝具は生地、わた、縫製、仕立てと、いくつもの会社を通り、違った行程を経て作られるので携わっている人と会社のモノづくりに対する姿勢が問われる。
変な仕事を受けていたら、絶対にその作り方や品質管理が基準になってしまうからね。

そして、工場に入ったら、みんな笑顔で「こんにちは」とか「いらっしゃいませ」とかの挨拶ができてたら、その工場はいい仕事を必ずしてくれるよ。
時々、小姑みたいで嫌だなぁ〜と思う事もありますが、「荒井はうるさいからちゃんとやらないと・・・」なんてイメージが定着すると、いい仕立てであがってくるんだよね。
人というのは、悲しいかな、うるさい人だから丁寧に仕事をして、大人しい人だと「ま、大丈夫だろ」ということになっちゃう。

で、今回は、布団のわたになる原料のチェックに行ってきた。
特に綿とウールの原料を中心に見たが、問題はなかったのでホッとしてるわ。

また、お菓子を沢山持って、来月は製造ラインの行程をチェックに行ってきま〜す^^

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