腰痛が良くなるベッドマット・敷ふとんなんてない!

腰痛が良くなるベッドマット・敷ふとんなんてない!

これもよく聞かれることなんだが「腰痛があるので、腰痛に良いベッドマットはどれがお薦めですか?」・・・結論から言うと、そんなのあるわけがない。寝具に身体を治療・改善する効果などはないということだ。

もし、昼間に腰痛を感じていて、朝それが緩和しているとすれば、腰痛は一生治らないだろう。痛みを感じないようにマットが楽な姿勢に身体を変形させているんだから。朝起きた時はマットに矯正されて痛みはないが、昼間は4トンもの大気圧を受けて背骨がS字に戻るとだんだん腰痛を感じるようになるわけだ。

もし昼間は特に痛みもないのに朝起きると腰が痛いとか肩が痛いという場合はベッドマットや敷ふとんが合わなくて眠っている間に身体が歪んだことが考えられる。こういう場合は原因はベッドマットや敷ふとんにあるから買い替えたら改善するだろうね。

腰痛の改善は治療しかない

寝ている時に痛みを緩和したいならそれでいいと思うが、腰痛を良くしたいのであればちゃんと治療や施術に通って直さないとね。腰痛の改善はあたり前のことだがまず治療や施術だろう。ベッドマットや敷ふとんの買い替えはその後に正常化した身体を維持するための道具として使うということだ。

マットの役割は骨格や姿勢の維持

ベッドマットの役割はここ数回のコラムで連続して書いているが、寝具の中で敷ツールはもっとも重要なアイテムだ。70%以上の役割は敷ツールが担っていると言ってもいいだろう。
ベッドマットや敷ふとんの役割は、骨格や姿勢を維持することだ。
つまり、本来の自分の姿勢や骨格が昼間の作業や運動で歪みが出たとか変な癖がついたのをモトに戻して元の骨格・姿勢に戻すということ。最初から歪みや変調がある身体なら、その状態を維持するだけということだ。

売り場の店員にだまされるな!

ベッドマットや敷ふとんを買い換える時も、本来の身体の骨格や姿勢にできるだけ戻した状態で試して選ばないとダメというか、勿体無い結果になるということだ。

オレのクライアントさんで身体の感覚も鈍ってしまって、どれに寝てもあまり違いを感じられない方は時たまいらっしゃる。その状態でマットを選んだらドブにカ金を捨てるようなものだ。10年は使い続けるものを選ぶわけだから、ワンクッション身体のメンテの期間を作って、その後にマット選びをするようにオレはお話することにしている。
まあ、どうしてもすぐの買い替えが必要な場合は1-2年位で買い換えるものを買われるようにて、その間に身体をしっかり元の自分に戻し、その後にちゃんと自分にあったベッドマットや敷ふとんを選んだ方がいいよね。

くれぐれも腰痛や肩こりなど体の変調を良くしてくれる寝具など存在しないということをお忘れなく・・・売り場の店員にだまされちゃいけないよ、どこの売り場とは言わないけどさw

 

根本的な改善をしなければ、寝具にどれだけお金をつぎ込んでも昼間のパフォーマンスは上がらないよ。

【関連記事】
寝心地で選ぶな!ベッドマットの役割と選び方
アスリートのCMのマットは睡眠の質を高めるのか?
#ベッドマット

 

関連記事一覧

お問合せフォーム

最近の記事

PAGE TOP