【睡眠環境のヒント】BGMの活用

快眠に必要な音には2種類ある

快眠のために音を活用していくには環境音とBGM(環境音楽)の2つの音を工夫したいね。

環境音とはノイズ(雑音)。現代人は無音はかえって緊張感を抱く。空調の音、遠くの工事の音、車の走行音、電子機器の音などいつもノイズに晒されているからね。無音だと逆に落ち着かないわけだ。

睡眠前には一定のリズムを刻むノイズが有効だ。水滴、川の流れ、波の音などは自然に呼吸を揃える効果が期待できるのでそうした自然のノイズをBGMにするといい。

一方、環境音楽には3通りある。「聴かせる音楽」、「聴かせない音楽」、「一定の微振動」の3種類です。

ヒーリングミュージック

“ヒーリングミュージック”は聴かせて効果を出そうとする音楽だね。瞑想やリラクゼーションの音楽は聴かせて癒しを狙っている曲ということだ。つまり、それは脳もしっかり聴いてしまう・・・活動するということだ。

アンビエント

逆に”アンビエント”のジャンルの曲は聞かせないように作られた音楽・・・特定の旋律やビート、リズムを持たせず、自然のノイズのように聞き流せるように作られた音楽だ。
1970年代に英国のロックグループ「ロキシーミュージック」のキーボート奏者ブライアン・イーノが提唱し、音楽運動になったものだね。だからそれらの曲は記憶にも残らない。
オレはショップを持っていた時はアンビエントしかBGMには使わなかったんだよね。

ソルフェジオ周波数

そして一時話題になった”ソルフェジオ周波数”:528Hz(細胞の修復・回復などの効果)。ソルフェジオ周波数は、グレゴリアン聖歌などにも使われていた「古代の音階」で、特定の周波数を発し、物質と意識に働きかける効果があるとされている。医学的には立証されていないようだが、欧米でもヒーリングに利用されているようだ。

特に話題になった周波数は<528Hz>で、” 理想への変換、奇跡、細胞の回復・無限の可能性”に効果があると言われている。DNAは活性酸素や紫外線、放射能などを受けて常に破壊と修復を繰り返しているので、DNAが修復不可能になると老化に繋がる。この細胞修復への効果が話題になった。

ちなみに他の周波数による効果は次の通りだ。
396Hz … 罪・トラウマ・恐怖からの解放
417Hz … マイナスな状況からの回復、変容の促進
639Hz … 人とのつながり、関係の修復・人間関係の向上
741Hz … 表現力の向上、問題の解決
852Hz … 直感力の覚醒、目覚め
963Hz … 高次元、宇宙意識とつながる

ソルフェジオ周波数は医学的には立証されていないようだが、人の体の”70%が水”であることを考えると、特定の周波数による微振動で何らかの効果が期待出来ることも考えられるよね。以前、日本酒をモーツアルトの曲を流しながら貯蔵してると味がまろやかになるということで酒蔵で飲み比べたことがありましたが、確かに全く別物の日本酒のようでだったから。これはモーツアルトがいいわけではなく、一定の均一した周波数による微振動の結果のようだ。

これらの曲はネット上にもいろいろ上がっていますので、ご自分の好みの曲を探してみるのも楽しいと思うわ。

自分の最も好きな曲がBGMにするのが有効

環境音楽として最も良いのは、自分が一番好きな曲だ。そして歌詞のないインストゥルメンタルの曲がいい。鼻歌や口遊むような曲は覚醒してしまうし、体でリズムを刻むような曲もまた覚醒してしまうからね。
今までに何百回何千回も聴いた聴き流せる曲が最もいいだろう。

オレは古典落語を眠るまでのBGMにしているが、そういうジャンルでも自分が好きならOK!だね。但し、落語などは演目によって噺の中で大声を発するような場面のある噺には注意。また甲高い声の噺家の高座音源は不向きかと思うよ。
これも古典落語がBGMにいいわけではないのでその辺くれぐれも誤解のないように。

環境音楽は、自分もっとも好きな、聞き流せる音楽が一番良いということだ。

環境音+環境音楽の合わせ技がいい

睡眠前の癒やしで「音」を活用するのであれば、一番いいのは「一定のリズムがある環境音」と「好みのインストゥルメンタル曲」を合わせて流すのがいい。今CDプレーヤーも安くなってるし、小型のものも多い。ベースに自然音を流して、好きな曲を被せるイメージでBGMにするのがお薦めだね。
オレはパイオニアの「ACCO」というサウンドミックスのメカを持っているが、これは建築段階で壁に埋め込むオーディオメカなので、汎用性や簡便性を考えるとMIJIとかのCDプレーヤーを2台使うのがいいと思う。

この合わせ技、意外といいよ。

 

kannkyouonngaku

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