朝晩は冬を感じさせる冷え込みになった。
いよいよ、毛布の出番・・・って方も多いよね。
毛布にはいろいろな素材のものがある。
大きく分けると天然素材<動物性繊維>(ウール、獣毛<カシミヤ、アンゴラ混、アルパカ混、ビキューナ混>、シルクなど)と、天然素材<植物性繊維>(コットン)、それに化学繊維(アクリル、ポリエステル<フリース、マイクロファイバーなど>がある。
毛布の目的は「保温の補足」だが、同時に湿気の調整機能も必要。
補足アイテムは、お使いになる方の体質によってその素材を選ばないと補足にならない。
よく聞くのは、ご年配の方は高価なカシミヤやウールの毛布を使って、子供や若い方が安価なアクリルやポリエステルの毛布をを使うというパターン。
価格的に、獣毛は高価で、次にウール、安価はアクリルやポリエステルということになるので、そうしたパーターンになるのは頷けるが、素材の特質から言えば、選定は全く逆なんだよね。
化学繊維は、発火点が低い事から、早く温まり、熱を逃がさない。だから、汗をかくくらい暖かいを通り越して暑いところまで言ってしまう。化学繊維には、湿気を逃がしたり体温を感じ取って寝床内温度を調整したりという機能はないから。
だから、体温の高い子供が使うと汗をかいて、それが冷えて風邪を引く場合もある。
ポリエステルやアクリルの毛布は、お年寄りや寒がりの方に向いているんだよね。
動物性繊維は、体温をじわじわ逃がさないように機能しますが、湿気を吸って出したりという機能もあるので、自然のエアコンと言うイメージの、暑すぎない温かさということ。
また、ウールの毛布は、ウール100%のものからカシミヤなどの獣毛を混紡した毛布もる。混合率も”ウール90%:カシミヤ10%”から混合率も”ウール50%:カシミヤ50%”くらいまで・・・カシミヤの混合率によって価格も当然ながら高くなっていく。
ただし、価格と体感がイコールという事ではないし、カシミヤの油分を含んだしなやかで柔らかい肌触りが混ぜた分が加味されたということではない・・・カシミヤは30%以上混合されてなければ、まず肌触りが極端に良くなることはないね。
10〜20%くらいの混ん率であれば、ウール100%と何ら変わらないとお考えいただいていいと思う。
結局、中途半端な高級素材の混合貧は、高い買い物になるので要注意だね。
素材によって毛布の価格もいろいろだが、価格で選ぶのではなく、素材の特性が自分に向いているかどうかで選んでほしい。
毛布はあくまでもサブアイテム。
体質、用途をベースに、お使いのお布団の素材も考慮して選んでほしいわ。