老人臭:70歳代〜の気になる布団・枕の臭い対策

30-40歳代が”オヤジ臭”、50-60歳代が”加齢臭”、さらに歳を重ねると”老人臭”・・・これが臭い流れだ。
老人臭は、加齢臭がさらに進んだ状態でもあるようだが、代謝の低下により体内のアンモニアが分解されないために臭気となるアンモニア臭や、加齢による口臭、腸内の善玉菌の減少・悪玉菌の増加によるインドール・スカトールの臭い等も含まれるため、原因はかなり幅広いね。

歳を取ると、体や服、寝具を清潔な状態に保っていないのが老人臭の一番の原因だろう。
老夫婦だけの生活をしていると、家庭によっては洗濯の頻度が落ちていることもしばしばあるようだ。
特に寝具とパジャマの洗濯をあまりしない家庭は、思った以上に多いような。あまり汗をかかない、家にいるだけだから体も服も汚れていない、若い時ほど脂っぽくないなどと思われているのかもしれない。

しかし、高齢者になると、まとまって眠っている時間は短くても、案外横になっている時間が長くなっていたりする。
また、外出予定がないと1日中同じパジャマを着ていたり、眠っている時間は短くからシーツを洗濯していなかったり・・・そうなれば、普通に考えても寝具まわりが臭ってくるわ。

実は体の臭いは”裸”でいると激減する。その理由は裸だと雑菌が繁殖しにくいからだ。年齢問わず、お風呂やプール、海水浴などで裸でいる時は、あまり汗くさくもならないよね。
だから、老人臭の原因物質は「雑菌」であることは少なくない。

雑菌が繁殖するには雑菌の栄養となる汗やアカ、皮脂などと共に、雑菌が繁殖する環境条件が必要となる。それは高温多湿だ。
老人臭は、オヤジ臭や加齢臭と異なり、臭いの発生元は体ではなく衣類や寝具なのだ。つまり老人臭は=生活環境臭ということになるね。
衣類が体からでる分泌物を吸い取り、その中で雑菌が繁殖し、衣類や寝具などが臭っているというのがその実態だ。

特にケアが行き届かなくなりがちなのが、やはり寝具ということになる。
カバーやシーツの洗濯の頻度はもちろん、布団の上げ下ろしも体力的には厳しくなり、面倒になりがちだからね。
羽毛や羊毛などの動物性繊維の寝具は、通常は日干しする必要がないが、老人臭が気になる場合は天気のいい日の10:00〜15:00くらいの時間帯に裏表20〜30分程度づつ日干しするのがいいでだろう。
雑菌による臭いのケアは、日光に当てのが一番だよ。

で、使う時はできる限りカバーやシーツは厚地のタオル地のようなものを使って寝具に臭いが染み着かないようガードする必要がある。

そして、洗濯は衣類と同様、シーツとピロケースは毎日でも洗濯していただくのがいい。

1)洗濯の際は、やはり「脂質分解酵素」が入っている洗剤で洗うこと。
■脂質分解酵素(リパーゼ):人の皮脂腺より分泌される皮脂汚れや動植物油脂などに効果あり

2)洗濯頻度を上げること。

3)特にピロケースとバスタオルは毎日が洗う事。

4)室内のケアも含めて、安全性の高い除菌消臭剤を併用する。
*オレはA2Care除菌消臭剤をお薦めしています。(当社でもケアアイテムとして取り扱っています)

老人臭はその人の臭いから室内全体の臭いになってしまいますので多角的なケアが必要だね。


関連記事一覧

  1. クッションとは組み合せで姿勢をサポートするもの
  2. 真綿工程3
PAGE TOP