毎日記録的な暑さで、昨夜は就寝前に急に体調が変になり、オレはどうやら熱中症だったようだわ。
熱中症は、予防法はだいたい分かっているんだが、いざ体調が急変した時にどうしたらいいのかは意外と知らなかい方も多いのではないかと思う。
就寝前に熱中症の症状が起こる時は、室内環境だけでなく、日中の状態がジャブのように効いてきて体調が急変する事もあるようだ。
就寝前に立ちくらみ、大量の発汗、頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感、足の指の吊りなどがあったら、この時期室内でも熱中症を疑った方がいいな。
ちなみにオレは立ちくらみ、頭痛、虚脱感、足の指の吊りがあったよ。
いざ熱中症になってしまった時の応急処置はこんな感じ。基本は予防策と同じだね。
●クーラーをかけて室内を冷やす
●水分の補給(ゆっくり少しずつ繰り返し補給)
*塩をひとつまみ入れた水
*2倍くらい薄めたスポーツ飲料
*麦茶(失われたミネラルやビタミンの補給にもなる)
*梅干しや果物を食べる(吐き気がなければ)
*コーヒーや緑茶などカフェインを多く含むものやアルコールは利尿作用があるので体内に長時間水分が留まらないのでNG
●パジャマを脱ぐ
●氷や濡れたタオル、保冷剤でオデコと首筋、脇の下、脚の付け根を冷やす
*解熱剤はNG・・・自然に熱が下がるのを待つ(頭痛があっても鎮痛剤はNG)
*入浴、シャワーはNG(水風呂など急激に体温をさげると、むしろ症状が悪化させる危険がある)
熱中症には3つある
熱中症は、熱痙攣(熱けいれん)、熱疲労、熱射病(日射病)に分類されるそうだ。
●熱痙攣:筋肉がけいれんしている
・けいれんしている部分をマッサージする
・体の特定の部分(例えば脚など)が冷えているなら、その部分もマッサージ
●熱疲労:体温が正常でも皮膚が青白い
・心臓より足を高くして、あおむけに寝かせる
・水分は、薄めたスポーツドリンク等を少しずつ何回にも分けて補給
●熱射病:熱っぽく、皮膚が赤い
・心臓よりも頭を高くし、座っているのに近い状態で寝かる
・首、脇の下、足のつけ根など、血管が皮膚表面に近いところを氷などで集中的に冷やす
(注意:ふるえを起こすくらい冷やし過ぎない事)
症状で3分類される
また細菌ではそれぞれ重症度によりⅠ~Ⅲ度に分類されるようだね。
●Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症・・・立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、こむら返り(発汗に伴う塩分の不足で生じる)、大量の発汗
●Ⅱ度: 病院への搬送を必要とする中等症・・・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
●Ⅲ度: 入院して集中治療の必要性のある重症・・・意識障害、けいれん、手足の運動障害高体温
この時期、お風呂に入ることが原因で熱中症を引き起こすケースも報告されている。
40℃の湯船に10分間浸かると500mlもの水分が体内から失われるといわれているので、入浴前後に水分補給は日常化した方がいいね。
一説によると、熱中症になった経験のある人は熱中症になりやすいともいわれてる。熱中症は体温を高くし、大腸菌からつくられた内毒素が血液中に漏れ出て、正常に戻っても体の抵抗力が弱まるという研究結果もあるそうだよ。
熱中症の応急処置の後は、病院を受診とともに、しばらくの間は体をいたわりながら生活をする必要があるようだ。くれぐれも無理は禁物ということだな。
また睡眠中にはなかなか症状を感じにくいですので、とにかく就寝前には予防が肝心だわ。