ブルーライトの悪影響は排除できない
睡眠を阻害するもので今一番指摘されるものは、スマホやパソコン、液晶画面、LED照明のブルーライトだ。ブルーライトは、脳を刺激し、覚醒させるために睡眠に悪影響を及ぼす・・・というのは研究結果や専門医の見解からその通りだと思う。
しかし、今の時代、それらを生活から排除することできるのか?
オレも睡眠を仕事にしているプロの端くれでいるが、オレは寝る間際までパソコンをやっているし、スマホをベッドに持ち込んでいる。
スマホを枕の下に入れ、睡眠アプリでデータを取りながら、毎日古典落語をBGMに眠っているよ。電磁波の影響も合わせてたら、最悪な環境なんだろうが、別に自分の睡眠に問題があると感じた事はないね。
確かにブルーライトは睡眠に良くないのは多くの医師や研究者が提唱しているのだから間違いないことなんだろうが、それが主になってる生活環境の中でただ排除することだけを言ってもリアリティーがない。
オレのやってる3つの対策
オレがやっている事は・・・
1)天井の照明はつけない
2)液晶画面にはブルーライトカットのフィルムを貼る
3)室内でサングラスを掛ける(いつもではなく、仕事で脳や眼が疲れている時)
この3つだ。
特に家で一日仕事している時は夕方からサングラスを掛けていると脳も眼も楽だね。相当濃い色のレンズで暗めの部屋でもちゃんと見えるものだよ。危なくない。
つまり、室内で、日中の屋外と同じ様な光のストレスを受けているということならば、室内でこそサングラスを掛けたらいいとオレは思っている。
また、液晶画面にブルーライトカットのフィルムを貼るのは有効だね。
ただし、オレはそれほどカット率の高くないフィルムの方がいいように思うな。仮にブルーライトを100%近くカットしたら、三原色RGBで「B」だけカットする訳だから画面はオレンジ色になるよね。現にブルーライトカットのスマホアプリは画面がオレンジなるものが多い。
しかし、オレンジ色の画面を見ていた方が正しい色を認識しようとして余計に脳が活性化し疲れるはずだ。カットフィルムは50%未満にしているものも多いし、むしろその方が脳を刺激させないと思う。
強い光を長時間見ないように注意するのが一番
大事なのは、ブルーライトカット云々より強い光を見ている時間なのだろう。
ブルーライトのカットより強い照度の光を長時間見ない・・・ということがもっとも有効だし注意すべき点だね。
寝付きが悪く、入眠がなかなかできない悩みを感じている人は、寝る2時間前くらいにはスマホやパソコンは止めるべきだと思うが、特にそれが日常生活に支障がない程度ならば、帰宅したらサングラスを掛けるのも一手だ。UVカットやパソコン用眼鏡は今安価で手に入るしね。
オレたちはその時代を背景に、自分の文化で眠っている。リアリティーのない警鐘はただ不安を煽るだけで何の意味もなさないね。ブルーライトと上手に付き合って行く工夫こそが快眠の一手に結びついて行くとオレは考えている。
一見奇異な方法に見えても、案外シンプルな有効の一手である事も多い。