就寝前に体の深部を温める
前コラムで2つの入浴目的のうち、1)仕事モードをOFFにするための入浴に
ついて書いた。
「帰宅したらすぐに、シャワーを浴びる」ことで、仕事脳をOFFに切り替え
て仕事の意識から解放するというための入浴だったよね。
ここでは、2)眠気を誘発する入浴について書くわ。
眠気は体の深部温度が下がるに反比例して起こってくる。
深部温度とは、内臓の温度と考えていいと思う。
そのため、就寝前に深部温度を一度上げるとしばらくして眠気が起こってく
る。
内臓全体の温度を上げるには、暖かいものを飲んでも胃の周辺しか上がりま
せんので、やはり入浴が最もいいと思いな。
深部が温まるためには少し時間を掛けてじっくりゆったり入浴する必要があ
る。
短時間だと、体の表面だけしか温まらないので、30分くらい湯船に漬かって
るといいね。
シャワーはNG…そして、高い温度の入浴も、むしろ覚醒させてしまうのでNG。
湯船の温度は40度前後と言われていますが、これはご自分が”ぬるめの湯”
と思える温度で判断していいですね。
バスルームは電気を付けず、キャンドルの明かりで入るのがお薦めだよ。
炎の揺らぎは、見ているだけで癒される。
今の住居事情だと、安全にキャンドルを焚けるのはバスルームくらいでしょう
から、お持ちであれば是非バスルームで使っうちいいと思う^^;;
この時の入浴は、ただただ気持ちを鎮めて癒すためひとときで、くれぐれも体
や髪を洗ったりしない方がいいよ。
それは、帰宅後すぐに仕事脳をOFFするシャワーの時に。
それともう一つ、入浴時に本を読むこともNGだな。出来る限り眼にストレスを
かけないようにする方がいいから。
好きな音楽をかけるのはGOOD!
ただ、あまりハードな曲でない方がいいと思う。
そして、湯船に漬かっている時に、眼を温めてあげるとより良い。
タオルを使っても良し、手のひらを軽く押し当てるのも良し・・・
また、こめかみを軽くマッサージすると、さらに眼の疲れが緩和されるので、
ボクは必ずやってるよ^^
入浴という非日常感を使って、眠気のメカニズムにしっかりアプローチする。
時間とタイミング、入浴でする事を少し変えるだけでできることなんだよね。