電車で居眠りは睡眠不足だからではない。

電車で居眠りは睡眠不足だからではない

「日本人は睡眠不足・・・」。車中での居眠りを理由にそう提唱する専門家が多い。果たして本当にそうなの?
オレは疑問…というか、違うと考えている。

安全だから居眠りする

日本は安全(最近はやばいかもだけど)だから、電車やバスで居眠り出来るんだよ。これからはそうもいかなくなるかもだけど、今までは安全だったから。そして、一仕事が終わってホっとしてるからウトウトしちゃうんだ。中には徹夜明けで居眠りしてる人もいるだろうが、いくら眠たくても危険を感じるところでウトウトできないだろう。
また、もし楽しいことをやってたら、睡眠不足だって居眠りはしない。ライブでも映画でも、自分にとってエキサイティングならありえない。つまり、睡眠不足だから居眠りするってことではないということだ。

動物は安全でホッとする安堵感を得たら眠る。特に日本人は集団で生活する農耕民族のDNAだから、安全や安心が気持ちのベースにはあるんだろうね。特に電車やバスだと心地よい揺れがあるから居眠りしやすい。これも日本には「おんぶ」の子育て文化があるから一肌の温度とゆったりとした揺れでウトウトしちゃうんだと思う。

居眠りはストレスのクィックな開放

日中、脳の疲労は眼を瞑って視覚からの情報を数分シャットダウンすれば回復する。身体の疲労は逆に軽い運動をすることで回復できる(アクティブブレス)。しかし、ストレスはホッとする安堵感を与えないと開放されない。ストレスとは「仕事と人間関係から生まれる感情」とオレは考えているからだ。
日中の電車やバスの車中での居眠りは、自己防衛的なストレスの開放行為と考える方が自然だろう。

うとうと、居眠り・・・大いに結構じゃないか!夜の睡眠に影響なんて出る訳ない!!
なんでもかんでも「睡眠不足」に繋げて不安を煽る風潮に流されて悩むだけ馬鹿馬鹿しいよ。

 

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