抱き枕を薦めない理由

「抱き枕」が大ブームになって久しいが、今でもいろいろお探しの方も多いね。
確かに体圧が分散するし、すごく安心感が得られるので、”枕を抱く”とか”枕を足に挟む”というのはとてもいい。

ただし、いわゆる「抱き枕」には1点問題がある。それは1本の長いマクラに抱きついて眠るという事は、眠っている間に体が勝手に日中作業のストレッチを始めた際に、体を捻るという動きができなくなるからだ。
体を捻れないということは、ストレッチができない・・・朝、疲れが残るということになる。

本来抱き枕は、大昔から”涼感”を得るために使われていたもの。
特に蒸し暑い東南アジア諸国では、なくてはならない必需品のようだ。

籐や竹などいろんな材料を用いて筒状に編み込み、それに抱きついて寝る事で、筒の中にも風が入り、涼しく眠れるというアイテムであるということだね。

だから、抱き枕は、その地域暮しの中で、環境に合わせて存在したもので、特に睡眠を研究する中で、抱き枕は睡眠の質の向上に有効ということで出来たアイテムでもないとオレは考えている。もしそうだとしたら、睡眠中の身体の動きを考慮せず、抱きついた時のデータだけで作られた快眠には無用のアイテムということになる。

眠る目的が「蘇生」・・・翌日の日中のパフォーマンスを上げることであるならば、抱き枕を使うことで完了できなくなる可能性があるね。
眠るときの体圧分散より、眠っている間の寝返りやストレッチ動作の方を最優先で考えないといけないはずだ。

ただし、いびき軽減や無呼吸症候群の予防などで横向き寝の場合は有効だから、そういう目的のある人はいいかもしれない。

オレはウールわたの長方形のクッションを作って足に挟んでいるよ^^
足の上に足が乗ることで、その密着で熱を持ったり、下の足が上の足の数kgの重みを掛かるので、ピローやクッションを足に挟んで寝ると凄く快適でいいね。
中わたがポリエステルだと蒸れて暑いので、いろいろ試すとウールが最高だったわ。

何かを抱くと安心感がある・・・これもピローやクッションの大きな役割だろう。

抱き枕的な用途では、「抱く+挟む」で2個別々のマクラやクッションにすることは有効だが、1本の長い抱きマクラを使う事はNGということだ。

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