11年前の羽毛布団をリフォーム

1993年…11年前にお客様もところへ送り出した羽毛布団が初めてのメンテナンスのリフォームで帰ってきた^^
寝具のメンテナンスは、長くご愛用いただいたもののお手入れをさせていただくだけでなく、その年月使ったらどんな風になるのかを実際に拝見させていただけるとても貴重な機会だ。

オレがメンテナンスのご相談を受けてやらせていただくのは、そういう勉強になるからでもある。

10年ノーメンテでも問題なしを確認!

一般的には、使用5〜7年がリフォームの時期だが、女性が使用していることもあり、Al-jabrのものは10年でも問題ないようだな。
しかし、買った時とほとんどボリュームも変わっていない・・・10年使っていた羽毛布団には見えないね^^ 昔のビスネームも懐かしい^^

ただ、汗に含まれる塩分や尿素、タンパク質は、生地で濾過させているが、年月を追う毎にダウンに付着してダウンの機能を落としていくから、羽毛を出して洗浄し、新しい側に吹き込んで仕立てるリフォームは絶対必要だ。

ダウンの高騰で、良質なものは数十年前のように「特別な布団」になっている。
シングルなら約100羽の鳥の羽毛を使うのが羽毛布団・・・リフォームをしながら大事に使えば羽毛の寿命全うする30年使えるな。

この中材、ホワイトグース(ガチョウ)ダウン80%のもので、今のグース規格93%よりダウンは少ないが、良質のものは明らかに違うことがこれで明らかだ。

特に寝具は理論を前提に商品づくりをするのだが、これはあくまでも仮説にすぎない。実際に10年使っていただいたものを見るとはっきり実用品として確信が持てるわ。

 

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