ベッドマットは上下表裏、定期的に変えてもマット寿命は変わらない

人の体重比

上下裏表を定期的に変えて使うの意味が違う

ベッドマットや敷布団は、日頃のメンテナンスとして定期的に上下を反対にし、さらに裏表を逆にして計4回をローテーションとして使用する・・・この事は体を横たえる敷ツールとして大事なメンテナンスだ。しかし、どうも意味を取り違ってる方が多いようだ。

このローテーションはマットや敷布団の特定の位置に湿気をあて続けない為に行なうことで、マットや敷布団の体を支えるという機能を長持ちさせるというものではない。。
寝ている間に汗や湿気を発散放出している。特に背中部分は、最もベッドマットや敷布団に最も湿気を与える所なので、その位置を定期的に変える事で特定の位置に湿気をこもらせない、またそれによって雑菌の繁殖や中材の傷みなどがないようにとのメンテナンスという事になる。

このローテーションはマットや敷布団の特定の位置に湿気をあて続けない為に行なうことで、マットや敷布団の体を支えるという機能を長持ちさせるというものではないんだよね。

ベッドマットや敷布団の寿命はヘタってきた時

寝姿勢での加重は頭部8%・胸部33%・臀部44%・脚部15%というのは試験データとしていろんなところにでている数値だ。この数値は商品開発でも考慮されているところでもある(写真:左)。
また介護などでは体の移動やサポートアイテムの必要の有無があるのでもっと細かく計測された体重比は写真左のような%で担っている。
いずれを見てもからだの中心部・・・ベッドマットや敷布団の胸部から臀部に大半の加重が掛かるという事だ。

体重比を見れば至極当然

*数値は人の数値、ウルトラマンは単にモデルです^^;;

数値から見れば、定期的にマットや敷布団を上下裏表も定期的にひっくり返せば、マットや敷布団の特定の位置にばかり強い加重が掛かり続けてヘタることを防げると考えてしまうよね。

しかし、上下を反対にした所でベッドの中心部分<胸部〜臀部>にかかる体重の40%弱の加重は大幅に変わるものではない。33%→44%になり、44%分→33%に部分的に変わるだけのことだ。
つまり、ローテーションをしない事で、臀部が突出してヘタる事は防げても、体全体が沈み込むヘタリ加減は変わらないということなんだよね。
睡眠時間中に体をしっかり支えるというベッドマットや敷布団の本来の機能を果たせなくなる事(中心部分のヘタリ)を「寿命」と考えると、上下裏表をヒックリ返して使う事とベッドマットや敷布団の寿命を延ばす事は大して関係はないという事だ。

安価なものは早めに買い替える

購入時は寝心地に大差を感じなくても、安価のものは素材や下仕事にコストを掛けてないわけだから経年でのヘタリが早いのは当然だ。
この事はローテーションでは解決しないから買い替えないと体に影響がでる。つまり価格は伊達についてないってことなんだよね。

例えば、洗濯バサミでも日本製のものと中国製の安価なものを比べれば一目瞭然違いが分かる。中国製のものは突然パチ〜ンって弾かれるようにしてバラバラに壊れるよ。これと一緒の事。眼に見えないところにどれだけ下仕事をしているかが道具の寿命に関わる。

安価なマットを短期間で交換するか、そこそこ高いものを10年使うか・・・気持ちよさは別として、体を支える機能はあまり変わらないので選ぶのは人それぞれの価値観と懐具合で決めればいいと思う。
しかし、安価なものを長期間使うのだけは止めた方がいいね。寝姿勢が徐々に変形して、どっかに不調がでると思うよ。

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