ヒトは知識でなく自分の文化・習慣で眠っている。

睡眠は誰しもが平等ではない。

睡眠は"量"と"質"。"量"は生活サイクル(仕事の仕方)。"質"は6要素が影響する。
睡眠は改善できる要素とできない要素がある。
1:加齢→どうにもならない。
2:性格→どうにもならない。
3:体内時計→起床時間を固定すればいい。
4:脳疲労→意識せずとも蓄積するから無視でいい。
5:肉体疲労→日中に意識的に疲労を蓄積させる。
6:感情→安堵できる環境(自分の巣)を持つ。
*できないことに悩まない。できることをやること。

年代(社会的立場)で改善の優先要素は違う。
20~30歳前半:どこで寝てもよく眠れるのが普通。改善は身体を整え、仕事の仕方を考えることから。 睡眠には満足...それから寝具の整備となる。
30歳後半〜50歳まで:まず7~8時間の睡眠時間の確保を習慣付ける。 そして日中の肉体疲労の蓄積、脳と肉体の疲労バランス、帰宅しての仕事脳をOFFにする工夫が必要。寝具の検討はそれからでいい。
50歳から:夜を快適に過ごすこと。45歳辺りから睡眠の質は低下...特に男性は顕著。 日中の肉体疲労が顕著に減り、仕事以外に今後の生活設計など脳疲労が増えるから。 就寝前の室内環境のストレス要素(照度・音・湿度)を整え、心底安心・安堵して眠れる寝所を持つことが最重要となる。

睡眠の状態は暮らし方の縮図。
その日、してきたようになっている。

睡眠は満足度で判断する。
自分の睡眠の良し悪しを専門家の言う研究結果やデータ、他人との比較で見る必要はない。 人それぞれ仕事や生活サイクルも異なり、趣向や価値観も違うから睡眠は個人差も大きい。 その日の睡眠は「その日暮らしてきたようになっている」...ということだ。

腑に落ちない研究データや専門家情報は即捨てる。
個人差がある入眠時間、就寝の習慣、睡眠時間、治験データ、マスコミ情報に対して脅迫的な固定概念をもって自分の睡眠と比べることは不要な不安や悩みに繋がる。 「眠れないなら眠らなくていい!」...このくらいゆったりと考えること。 睡眠はその時代を背景に、性別、年齢、仕事、生活習慣、性格などで大きく変わる。 現代の生活文化の中で何十年も昔の睡眠の仕方を理想とするのは間違いだ。

「寝る」と「眠る」で睡眠の役割が果たされる。
睡眠で得たい結果は脳の疲労回復・身体の疲労回復・ストレスの開放・細胞の修復の4つ。 身体の疲労回復は安静(基礎代謝)状態でいれば回復し、脳の疲労は眼を瞑っていれば回復する。 但し、ストレス(感情)の開放は安堵感を得て、全身の緊張が解けてはじめて開放できる。 そして眠りに落ちてからリンパ球が不良細胞を自爆させ修復する。 動物は安堵感を得ると眠ってしまう...これは自然の反応。 そして朝快適に目覚められたら睡眠の役割は果たされた証拠ということだ。

睡眠時間は3日、快適性は7日単位で帳尻合わせ。
睡眠はその日の疲労、ストレスの状態に応じて毎日違う。神経質に毎日自分の睡眠をチェックするより大らかに3~7日単位でみていき、帳尻合わせをしていくのがいい。
持論としてその時々でblogに書き記しているので参考に。
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■ 寝所・寝具について>>

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