【熱中症対策3】寝る前に寝室・寝具をどうするか

熱中症対策は体への対策と環境への対策の両方をやっておかないといけない。寝る前に寝室や寝具をどう整えたらいいか・・・これは熱中症対策だけでなく、熱帯夜に快適に眠る準備にもなるということだ。

真夏の睡眠の快適さは、温度よりむしろ湿度が重要になる。湿度が高いと汗をかいてもそれが流れるだけで体の中の体温はなかなか下がらないから、夏の夜と梅雨の時期と熱帯夜の対策は微妙に変わってくるんだよね。

ま、とりあえず今は熱帯夜の対策だね。
とにもかくにも熱中症の環境対策は、寝室が眠るのに快適になるようにすること。それは「空気」に大きく左右される。温度・湿度・清潔などなど、ほとんどが空気に左右されると言ってもいい。

寝室は空気の性質を考えての対策が大事

空気は”温まりやすくて、冷めにくい”性質があることを頭におき、空気が溜まっている個々の環境の「空気を入れ替え」・「冷す」工夫をすることだ。

最も重要な”睡眠環境での予防法”は、寝る前にエアコンで寝室を少し低めの温度で冷やしておき、就寝後は朝まで通しで27〜28度くらいで冷やし続けること。睡眠途中でタイマーが切れると、室温はまだ一気に上昇する。通しの方が電気代はくわないらしいね。

そして扇風機やサーキュレーターがあれば、それを回し満遍なく寝室に冷気を回すこと。その時に、寝室内のクローゼットや収納家具などの扉をすべて開け、昼間に温まった収納の中も一緒に冷やす必要がある。(これをしないと、収納スペースが強烈な断熱材となって、一度冷えた部屋は再度温度が上昇する。)
エコや節電でエアコンを使わない方も多いが、熱帯夜はぜひ使ってもらいたい。居住環境によっては命に関わる事態になるよ。

●寝る前にエアコンで寝室を少し低めの温度で冷やしておき、就寝後は朝まで通しで27〜28度くらい冷やし続ける

●寝る前にエアコンで冷やす際、寝室内のクローゼットや収納家具などの扉をすべて開け、収納の中も一緒に冷やす。

寝具の中の空気も入れ替える

寝具類は”温まりやすくて、冷めにくい”空気の性質を活用した道具だから、寝具の中は空気のたまり場と言っていい。日中十二分に温まった空気になっているから、それを冷気に入れ替える必要がある。
布団類は何度か軽く押したら空気は入れ替わるし、布団の生地は涼しくなった寝室に広げておけば自然に冷える。タオルケットなどは広げてバタバタ揺らせばある程度温度は飛ぶね。
ベッドマットは重量もあるし、コイルスプリングはスプリングも熱くなってるからベッドマットの上を歩いて空気を入れ替えないとダメだね。寝室が冷えたらマットの上を歩くといい。スプリングのスチールは周りの温度が冷えれば温度が下がるのが早いね。

クローゼットと同じで寝具の温度も以外と盲点だから是非やって欲しいわ。

●エアコンで部屋が冷てきたら、ベッドマットの上を満遍なく歩いて、マット内の暑い空気と室内の冷気が入れ替える。

●ピローや肌布団なども素材に関わらず軽く叩いたり畳んで押して、中の暑い空気と冷気とを入れ替えてやる。

●直射があたる位置にベッドがある場合は、起床したらベッド全体にベッドカバーなどを掛けて、直射日光があたらないようにしておく。

薄い方が熱い寝具もある

●お腹は冷さないように寝具はちゃんと掛ける。クーラーが寒く感じる場合はクーラーの設定温度を上げるのではなく、寝具で調整する。

●肌布団のようなに多少ボリュームのある布団や硬めで張りのあるケットは動いた時に体から離れやすく、纏わり付かないので、体の周りにこもった熱を入れ替えてくれるので有効。1/2の大きさのワッフルと変わり織りのケットを作った理由はそこになるのだよ^^ 参照>>>

●パジャマは薄手(天然素材)の長袖・長ズボンのものを着る。

●睡眠中の暑さは背中で最も感じるため、敷布団の上の背中部分に凹凸のある麻素材のバスマットなどを敷くのは有効。

熱中症が危険なのは、自分では「ちょっと体調が悪い」「少し気持ちが悪い」程度と思っている間に症状が進んでしまうケースも多いことだ。常に自分の体調の変化にフォーカスしておく・・・これ基本だね。そしてそう言う症状が出る前にしっかり予防しておく事が最も大事だと思うわ。

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